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第29回日本がん免疫学会学術総会 第29回日本がん免疫学会学術総会

会長挨拶

第29回日本がん免疫学会学術総会 会長 赤塚 美樹

第29回日本がん免疫学会学術総会

会長 赤塚 美樹

(名古屋大学大学院医学系研究科・分子細胞免疫学)

この度、第29回日本がん免疫学会総会の会長を務めさせていただくことになりました名古屋大学の赤塚美樹と申します。2025年7月24(木曜日)~26日(土曜日)の3日間、ウインク愛知(名古屋駅前)での開催を予定しております。例年通りの暑い時期での開催ではありますが、名古屋駅から会場まで徒歩で5分、中部国際空港からも直通特急で45分と大変便利な場所ですのでご安心ください。さて現地参加型の学会が情報交換の場として大変有用で臨場感を楽しめますが、諸事情で現地参加ができない方にも最新情報をお届けできるように第29回学術集会はハイブリッド形式を復活させる予定です。診療等でご多忙な臨床医師や、「ちょこっと」興味あるセッションだけに参加されたい異分野・異業種の方でも気軽に参加できることを目指しております。

本総会のテーマですが、「Lessons Learned and Future challenges」といたしました。本学会の発足からまもなく30年を迎える今、少し立ち止まって整理し、これからがん免疫研究を始める方には歴史からを学んでいただいて、その後一丸となって次の挑戦に取りかかろうという気持ちを込めております。このため第29回がん免疫学会総会ではいくつかの新しい試みを計画しています。まず会期2日目の午前にがん免疫研究初心者向けの教育講演を複数設けます。また国際連携拡充の一環として米国のSITC(Society for Immunotherapy of Cancer)との合同セッション(Keynote lecture)を予定しています。さらに各シンポジウムには国内外の第一線の研究者をお招きし(海外演者はオンサイトかオンラインかは今後調整いたします)最新の話題を提供いただくとともに、パネルディスカッションにもご参加いただきます。さらにシーズをいかに医薬品として臨床の場に届けていくかについて、研究開発者、官公庁、製薬企業、さらにベンチャーの方々を交えた実践的産官学シンポジウムも企画中です。

また若手育成委員会との共同企画として、若手研究奨励賞演題を募集後に事前評価を行い、評価の高かった演題についてたっぷりの時間を使って発表・質疑応答をしていただき、優秀賞を勝ち取っていただく仕組みを取り入れる予定です。その他時間と場所が許す限り、機器・試薬メーカーさんによる技術セミナーなども開催できればと考えております。最終日にはこれまで学術総会とは別日程で行われていた市民公開講座も計画しております。

かなり欲張りな計画でありますが、ご参加の皆様に少しでも楽しんでいただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。どうかよろしくお願いします。